素人がWordPress環境を構築してみる。その007

素人がブログをはじめてみようとふと思い立ち、Wordpressを導入してみた顛末記。

・WordPressを入手する。

WordPress環境を構築するにあたり、本体がないことには始まりません。

http://ja.wordpress.org/ からダウンロードしてください。

ただ、そのままダウンロードするとWindowsPCの方に保存されてしまいます。
どうせ、サーバのほうに持っていくのでサーバでダウンロードすればよし。
sudo wget https://ja.wordpress.org/latest-ja.tar.gz
これでサーバのカレントディレクトリにwordpressの最新版がダウンロードできたと思います。
ちなみに以下のコマンドで解凍できます。
tar xvzf latest-ja.tar.gz

・WWW作業用のIDを作成する
WordPress環境を作成するにあたり、WWW作業用IDを作成します。
名前は好みですが、とりあえず www_user とします。
作業用IDを作ったときと同じ手順で作成します。
adduser www_user
passwd www_user

なお、仮にWWW作業用IDが乗っ取られた場合でも被害が最小限にすむようsudo権限は与えないようにします。
次に、Apache設定ファイル(/etc/httpd/conf/httpd.conf)の242～243行目を編集して、Apache実行ユーザ名を変更しておきます。
[変更前] User apache
Group apache
[変更後] User www_user
Group www_user

・MySQLにデータベースを作成する。
MySQLにWordPress用のはデータベースを作成します。
例はデータベース名をwordpressとする場合です。
(1) MySQLにrootでログインする
Mysql -u root -p
(2) WordPress用のデータベースを作成する
CREATE DATABASE wordpress;
(3) wordpressデータベースにアクセスするユーザを作成
例: ユーザ名 : wp_user
パスワード : wp_user_pass
GRANT ALL PRIVILEGES ON wordpress.* TO “wp_user”@”localhost” IDENTIFIED BY “wp_user_pass”;

(3)データベースを閉じる
exit;

・PHPの動作を有効化する。
素人の私が今回、はまったところです。
.htaccessファイルをWebサーバ用のディレクトリ(“/var/www/html/”)に作成し、下記記述を追加して保存。

AddHandler x-httpd-php524 .php

　Apacheを再起動する。
sudo service httpd restart

これをやらないと、PHPを使用する以降の作業で”Error:PHP is not running”となって先へ進めません。

・WordPressをインストールする
先程ダウンロードしたWordPressをWebサーバ用のディレクトリ(“/var/www/html/)に解凍します。

(1)ディレクトリの所有者とグループの変更
解凍してできたディレクトリ(“wordpress”)以下の所有者とグループを変更します。
sudo chown -R www_user:www_master wordpress/

(2) ディレクトリのパーミッション変更
wordpressディレクトリ以下のディレクトリのパーミッションを変更します。
sudo find . -type d -exec chmod 775 {} \;

(3) PHP用ファイルのパーミッション変更
wordpressディレクトリ以下にあるPHPファイルのパーミッションを変更します。
sudo find . -name \*php -exec chmod 644 {} \;

(4) wordpressのインストール実行
ブラウザから”http://サーバのIPアドレス/wordpress/wp-admin/install.php”にアクセスするとデータベース名などの入力を求められるので必要な情報をすべて入力すると、次のようにブログのタイトルなどの設定画面が出てきます。
これらを設定し終わったら、待望のブログ生活がスタートです。

お疲れ様でした。